8月SATSANG

▼テーマ

【「いのち」「生きること」】

▼詳細

お住まいの地域によって期間は異なるかと存じますが、お盆期間を過ごされている方が多くいらっしゃるかと思います。

今月はそれにちなみ、テーマを定めてみました..!

是非今月も「こころについてのおはなし会」ご一緒できることを楽しみにしています。

＞＞お盆とは？

そもそもお盆とは、亡くなられた方、ご先祖様があの世(浄土)からこの世(現世)に戻ってくる期間のことで、期間中家に迎えたご先祖様と一緒に過ごし、再び戻っていく冥福を祈る機会とされています。

期間やその始まり、習わしは地域によっても異なっているようでその言い伝えもいくつかあるようですが、

私自身はお盆の期間になるとまずはお墓に行って(迎え盆)ご先祖様をお迎えにあがり、仏壇でのお参り、そしてお盆が終わる日に再びお墓に送りだす(送り盆)...

といったことを物心つく頃から祖父祖母について過ごしてきました。

“お盆休み”が特にない方や親族で集まる機会、決まった慣習などがない方ももちろんいらっしゃるかと思いますが、私たちは誰しもにご先祖様がいて、今の自分があります。

数ヶ月前のSATSANGでも先祖への想いを馳せる項目を一例として挙げさせていただきましたが、今一度この「命の連鎖」について考えてみる今月のSATSANGになればと思っています。

意図せず生き続けることが許されなかった時代が確かにあり、二度とこのようなことがあってはいけないと誓ったのも8月。

私の祖母の父は実際に戦死しており、祖父母も空襲を経験していますが、そのうち祖父は他界し話を聞くことはもう二度とできません。

近年は感染症によって多くの命が亡くなっていること、自ら死を選択する人がいるという現実。

意味があって産み落とされる私たちが、あまりにも当たり前に捉えている、もしくは意識して考えることもほとんどない「いのち」と私たち自身の「生」について。

誰一人として例外なく死ぬことが始めから決まっているこの「生」を全うするために、それをつなげてくれた自分自身の先祖に。

敬意を持って、この一度きりの人生を意識的に、能動的に生きていく選択をしていきたいものです。

私の命は私のものでありながら、決して私だけのものではありません。

当たり前のようで奇跡のようなこと。

皆様とだからこそ、想いを巡らせる時間を過ごしていけたら幸いです。

▼今月のワーク

お申し込みいただいた方へ別途ご案内いたします。